気になった店内BGM 2020年マクドナルド編/ユニクロ編

店内BGMってさりげなく流れているけど、突然に自分の好きな曲が流れてきたり、気がつくと聴き入ったりしていることがありませんか?私もマイ・ベスト・ワンで大切な曲であるAl Greenの「Let’s Stay Together」が流れてきたら、心の中で踊ってしまいます。それが、別のアーティストのカバーだったりするとまたいい気分に。そして、自分の大好きな曲が流れてきて、それがそんなに有名ではない曲だったりすると、これもまたゴキゲンな気分になってしまいます。2020年、選曲がうれしかった店内BGMを2曲ご紹介します。

 

マクドナルド編 1LOVE「I’m Not In Love」

2020年6月29日、マクドナルドに行ったら、私の大好きな曲が流れていました。スティールパンが鳴るその曲名は、「I’m Not In Love」。アーティストは、Natarie Yorke & Ken”Professor”Philmore。2004年5月21日発売、1LOVEのアルバム『STEEL LOVE WORLD WIDE』の8曲目に収録されています。

 

「アイム・ノット・イン・ラブ」、オリジナルはイギリスのバンド、10cc。1973年の大ヒット曲です。こちらは2004年、スティールパンをバックにナタリーが「恋なんてしてない」と空気を含んだ声で柔らかく歌っています。スティールパンって、人の声にも聞こえるようなところが魅力の一つ。恋のうめき声をスティールパンが表現しているかのような間奏部分もグッときます。この曲は夜が似合うなあと思っていたけど、マクドナルドBGM、2020年6月後半、昼の部11:00〜18:00で流れていたようです。

 

レコードショップの様子が楽しい、このアルバムのカバーイラストレーションは、Frané Lessacだと表記があります。CDの盤面にもラフなスティールパンの絵が描かれていて遊び心たっぷり。プロデュースは、Yoichi Watanabe(TRINITONE LTD)。ブックレットには、彼のアーティストや曲についての解説が愛情いっぱいに書かれていて、これが抜群に読み応えがあります。それにもちろん?「Let’s Stay Together」のカバーも入っています。シンガーはFridge(H2O Flo)がこのソウルをソウルフルに歌い上げます。私にとって、とても大切な一枚です。

 

ユニクロ編 India.Arie「Promises」

2020年9月4日、ユニクロに行ったら、インディア・アリーの「Promises」が流れていました。けっこう前からインディア・アリーの曲が流れてるなとは思っていたけど、同じ曲だったかは確認が取れません。この曲は、India.Arieのファーストアルバム『Acoustic Soul』の3曲目に収録されています。2001年発売、レーベルはモータウンです。

 

アコースティックギターを持ち、野太い歌声と低音が魅力のシンガーソングライター、インディア・アリー。2002年グラミー賞7部門にノミネートされ、ジャンルをオーガニック・ソウルと言われ、大々的に売り出されていたのを思い出します。くじゃくの羽にブラウン・スキン(4曲目のタイトル)、ドレッドヘアの彼女が映るオレンジ色のジャケットがカッコいい。インディア は2001年、Sade「Lovers Rock Tour」のオープニングアクトも務めています。その様子が収められた『sade lovers live』というDVDでは、コンサートの最後にSadeに「そこにいたのねー」と言われてしまいます。

 

インディアが影響を受けた、偉大なミュージシャンたちの名前を並べたイントロから始まるこのアルバムの2曲目「Video」がデビュー作で代表作。楽しい時間を過ごすためには、自分自身を愛するためには、「高級車もキャビアもいらない。必要なのはギターだけ」と大声で歌い上げます。

 

10曲目「Always In My Head」、12曲目「Simple」、14曲目「Beautiful」など特に好きですが、アルバム全体を通しての流れがあるのがいい。おもしろいのが、ボーナストラックの16曲目、スティービー・ワンダーに捧ぐ「Wondreful」。スティービーの数々の名曲のタイトルを歌に乗せています。インディアの2枚目以降のアルバムもすごくいいけど、やっぱり1枚目に発表して打ち出した、インディアによる独特の世界観がつまったこのアルバムが最高です。名曲揃いのこのアルバムから「Promises」とはユニクロの選曲が渋いです。